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July 2011

July 29, 2011

蝶ケ岳(2677m)・常念岳(2857m)へ  2011/7/24~26

P7250098_3

このたびは 蝶ケ岳から常念岳まで縦走した

蝶ケ岳からは 堂々とした穂高が迫る  穂高は やはり大きい

昨年の秋 雨の中を下った岳沢ルートを確認した

そして 穂高につづく鋭鋒 槍ヶ岳も くっきりと天を突いている 

槍ヶ岳からの下り 槍沢から正面を見ると  大きくて 

黒いピラミットのような山が 常念岳なのだ  

 

       *** スライド写真 ***  *** ナビデーター ***

 

                   ~~~~~・~~~~~   

マイカーで しやくなげ荘に前泊した 

素泊まり 4000円/人 テレビもエアコンも付いている  勿論 温泉つき

 

(登山一日目)

しゃくなげ荘無料駐車場に車を置いて タクシーで 三股登山口へ 5200円

7:00am  登山口駐車場は 駐車している車でいっぱいだった

ゲートを潜り 樹林の中を歩いて行く  徐々に急登になる 急登は続く 

道の両側に 小さな 夏の高山植物が咲いている  Img_1283_3

「力水」に到着 

岩から流れ出る 水を飲んで  更に急登を行く

やがて 樹林に囲まれた「まめうちだいら」に到着

ここは 唯一の 少し広めの平坦地だ

上る者も 下る者も 倒木などに腰を下ろし休んでいる

さらにジグザグの急登を行くと 沢の上部に出る 

山ひだに雪渓を残す 常念岳が  右手に見えてくる P7240034

左側からの沢水は このコース2ヶ所目の水場だ ここで大休止

それからまだ続く急登は 一番しんどい所だ  

明るいお花畑を過ぎると 視界は一変する

なだらかな稜線の向こうに 赤い屋根の 蝶ケ岳ヒュッテが見えてくる

左手には 大きな谷をはさんで 黒々と雄大な穂高が現れる

12:50am   ヒュッテには予約はしていなかったが 個室が空いているという

宿泊費とは別途に 一部屋 プラス1万5千円だ

今夜は6時間歩き続けた足を ゆっくり休めることにしよう

まだ 先は長い

(登山2日目)

前の晩 夜中に風が出てきた

風のうなりで やはり、  蝶ケ岳は 風が吹く山だと聞いていた が・・・ 

心配することはなかった  朝になると すっかり止んでいた

5:00am   朝日を受けて  槍・穂高連峰は 雲海の中に浮かんでいた

雲の流れで 刻々と風景が変わってゆく

この風景の中にいる 幸運に感謝しよう P7250109

常念岳に向かって進んで行く

なだらかな稜線が 蝶槍を過ぎると一気に下るようだ

何処からか 人の声はするが姿は見えない 見下ろすと 

下った真下の底に  数人が休んでいた

それからは 上ったり下ったりの ピーク越えが続く 

樹林とお花畑をくりかえす Img_1375

常念岳から来る人たちは 皆んなしんどそうだ

初老の男性グループは ピークを超えたところで 万歳三唱をしていた

これから向かう 常念岳への厳しさが思いやれる

岩の道になり 赤印に沿って上って行く

上っても上っても 次のピークがある

頂上は なかなか見えて来ない   焦らず岩場をこなしてゆく

雷鳥の夫婦が 心和ませてくれる  

奥さんはグラマーで ゆったりと毛づくろいしている  その側で 

周りを警戒している旦那さんは 

目の上の赤い眉もキリリと カッコイイ P7250135

ようやくガスの中から 祠のある  ピークが見えてきた

大きな岩が重なったところが 常念岳頂上だ

あいにくのガスで  頂上からの眺望は望めなかった

ガスが晴れるのを 待っている人もいた

我々は一服した後  ゴロゴロした岩の道を  真下に見える常念小屋へと下った 

13:00着 P7250142

(登山3日目)

3:30am   朝三時半 夜中から降り出した雨が まだ降っている

自炊室に下りてみると 

昨日登ってきていた 中学生120人の引率の先生達が ミーティングをしていた

予定どうり 山頂登山するか  中止するかと

天候が不安定で 落雷の心配があるという

我々も考えた 焼ごめのお粥を食べながら ・・

今日は 燕岳へ縦走して 燕山荘に泊まる予定だが

引率してきた 地元のガイドさんによると 中学生の登山は 

中止になるだろう と言う

それを聞いて 即決だ

一の沢へ下りることにした

5:30am   ヒエ平からの タクシーを予約して出発だ

丁度雨も止み 明るくなってきた   下山道は沢沿いに歩く 

前述のガイドさんによれば 

この道は 水には困らない 左側から出ている沢水を飲めばよいと アドバイスして下さった P7260174

ゆっくり歩いて 4時間

タクシーが待つ ヒエ平に着いた  そこから 

マイカーの待つ無料駐車場へ 4600円だった

予定外の下山となった 

しゃくなげ荘の 日帰り湯に入って  帰路についた                

 

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