蝶ケ岳(2677m)・常念岳(2857m)へ 2011/7/24~26
このたびは 蝶ケ岳から常念岳まで縦走した
蝶ケ岳からは 堂々とした穂高が迫る 穂高は やはり大きい
昨年の秋 雨の中を下った岳沢ルートを確認した
そして 穂高につづく鋭鋒 槍ヶ岳も くっきりと天を突いている
槍ヶ岳からの下り 槍沢から正面を見ると 大きくて
黒いピラミットのような山が 常念岳なのだ
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マイカーで しやくなげ荘に前泊した
素泊まり 4000円/人 テレビもエアコンも付いている 勿論 温泉つき
(登山一日目)
しゃくなげ荘無料駐車場に車を置いて タクシーで 三股登山口へ 5200円
7:00am 登山口駐車場は 駐車している車でいっぱいだった
ゲートを潜り 樹林の中を歩いて行く 徐々に急登になる 急登は続く
「力水」に到着
岩から流れ出る 水を飲んで 更に急登を行く
やがて 樹林に囲まれた「まめうちだいら」に到着
ここは 唯一の 少し広めの平坦地だ
上る者も 下る者も 倒木などに腰を下ろし休んでいる
さらにジグザグの急登を行くと 沢の上部に出る
左側からの沢水は このコース2ヶ所目の水場だ ここで大休止
それからまだ続く急登は 一番しんどい所だ
明るいお花畑を過ぎると 視界は一変する
なだらかな稜線の向こうに 赤い屋根の 蝶ケ岳ヒュッテが見えてくる
左手には 大きな谷をはさんで 黒々と雄大な穂高が現れる
12:50am ヒュッテには予約はしていなかったが 個室が空いているという
宿泊費とは別途に 一部屋 プラス1万5千円だ
今夜は6時間歩き続けた足を ゆっくり休めることにしよう
まだ 先は長い
(登山2日目)
前の晩 夜中に風が出てきた
風のうなりで やはり、 蝶ケ岳は 風が吹く山だと聞いていた が・・・
心配することはなかった 朝になると すっかり止んでいた
5:00am 朝日を受けて 槍・穂高連峰は 雲海の中に浮かんでいた
雲の流れで 刻々と風景が変わってゆく
常念岳に向かって進んで行く
なだらかな稜線が 蝶槍を過ぎると一気に下るようだ
何処からか 人の声はするが姿は見えない 見下ろすと
下った真下の底に 数人が休んでいた
それからは 上ったり下ったりの ピーク越えが続く
常念岳から来る人たちは 皆んなしんどそうだ
初老の男性グループは ピークを超えたところで 万歳三唱をしていた
これから向かう 常念岳への厳しさが思いやれる
岩の道になり 赤印に沿って上って行く
上っても上っても 次のピークがある
頂上は なかなか見えて来ない 焦らず岩場をこなしてゆく
雷鳥の夫婦が 心和ませてくれる
奥さんはグラマーで ゆったりと毛づくろいしている その側で
周りを警戒している旦那さんは
ようやくガスの中から 祠のある ピークが見えてきた
大きな岩が重なったところが 常念岳頂上だ
あいにくのガスで 頂上からの眺望は望めなかった
ガスが晴れるのを 待っている人もいた
我々は一服した後 ゴロゴロした岩の道を 真下に見える常念小屋へと下った
(登山3日目)
3:30am 朝三時半 夜中から降り出した雨が まだ降っている
自炊室に下りてみると
昨日登ってきていた 中学生120人の引率の先生達が ミーティングをしていた
予定どうり 山頂登山するか 中止するかと
天候が不安定で 落雷の心配があるという
我々も考えた 焼ごめのお粥を食べながら ・・
今日は 燕岳へ縦走して 燕山荘に泊まる予定だが
引率してきた 地元のガイドさんによると 中学生の登山は
中止になるだろう と言う
それを聞いて 即決だ
一の沢へ下りることにした
5:30am ヒエ平からの タクシーを予約して出発だ
丁度雨も止み 明るくなってきた 下山道は沢沿いに歩く
前述のガイドさんによれば
この道は 水には困らない
左側から出ている沢水を飲めばよいと アドバイスして下さった
ゆっくり歩いて 4時間
タクシーが待つ ヒエ平に着いた そこから
マイカーの待つ無料駐車場へ 4600円だった
予定外の下山となった
しゃくなげ荘の 日帰り湯に入って 帰路についた
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