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April 2009

April 24, 2009

三瓶火山がもたらしたもの

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今注目の石見銀山遺跡は 
十年前から行って見たいところでした
今では世界遺産に登録されて
わたしにとって 静かな秘められた場所(・・・と想像する)
早く行かないと目垢にまみれて つまらない所になるのではと
これまた勝手な思い込みをしていました

この度 初夏の風に誘われて
石見銀山遺跡に行ってみることにしました

むかしの銀山の町は静かで いぶし銀のように
秘められたものを いまだに持っていました

川沿いの銀山遺跡への道には
野草の花がいろいろ咲いて 風に揺れていました

町並みには 新しい店ができているものの
ケバケバしさ等無く 落ち着いた家並みのなか
自転車を走らせました

(PART 1)

自転車で銀山遺跡の町並みへ Resize0090

いよいよ石見銀山 龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)ですResize0097   

龍源寺間歩出口から200mの所にある 
佐毘売山神社(さひめやまじんじゃ)に 行ってみましたResize0106  

拝殿は かっては天領の神社で 格式を表す重層の屋根です 

中を覗いてみましたResize0110  

昔は たくさんの人たちが関わっていたのでしょう 

境内にシャガがいっぱい咲いていました 

赤いラベルの銀山飴を買いました
(銀山の人夫たちが 舐めながら作業したそうです)
大豆が入っていて気に入りましたResize0116  

真言宗観世音寺入口 
銀山で亡くなった人びと(平均年齢30才)の
供養に創建されたとありますResize0117  

                                                                                                                                                                                                                                                    (PART 2)

縄文時代の埋没林を見に行きました 

川が流れている公園ですResize0118  
川に沿って並んでいるコンクリートの
井戸のような形のもの・・・
実はこの下に
これと同じ大きさの大木が直立していて 
今も埋もれたままあるそうです 

展示場への入口Resize0120  

地下へ降りると 巨木が静かに立っていました 

倒れた木も 地層にこんな形で埋まっていたのですResize0121 Resize0125

巨木を切ってみると 合体しています
根っこはまだ地層にあります 

3500年から3700年前 三瓶山(1126.2m)の爆発によって
大木が生えていた谷が埋まってしまいました 
現在になり スギを中心とした巨樹たちは 
水田からみつかりました

発見立木数:30本
最大径木:1.8m
最大長木:12.5m
最大年輪:636

銀山も埋没林も 火山である三瓶山によってもたらされたものです

三瓶山の古名は 佐毘売山「さひめやま」
 
石見銀山の守り神は 佐毘売山神社
 
「さ」は穀物霊や鉄を表しているそうです

小豆原埋没林公園は 愛称 「サヒメル」と言うそうです

サヒメル サヒメル・・・なかなか覚えられません

 スライド写真 

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