初秋の比婆山連峰
9月半ばになるのだが まだまだ日中は暑い
毎日の最高気温は30℃過ぎている
「県民の森 比婆山連峰」はどうだろうかと 行ってみた
やっぱり暑かった
しかし森はもう秋なのか 木々の葉は皆
伏目がちだ
山々の緑が白っぽく感じられた
立烏帽子(タテエボシ)駐車場には立派な
バイオのトイレが出来ていた
4,5台の車が駐車している
大膳原(ダイゼンバラ)に向けて出発
立烏帽子山の裾を左にまいて 鞍部の原っぱへ
そのまま上がると 池ノ段(イケノダン)だ
(写真 クリックで拡大)
風が吹いて気持ちよい
後ろを振り返ると 立烏帽子山がわずかに茶色かかっている
あと一週間もすれば景色が変わっていることだろう
毎年のように ここから眺める立烏帽子山は
秋 到来のテレビ・アングルだ
テレビ放送の頃は錦秋の山だ
北西に見える吾妻山(アズマヤマ 1239メートル)はモスグリーンの
なだらかな円錐形だ
それに続く大膳原は うすい黄褐色だが
まだ花が咲いているだろうか
まずは御陵(ゴリョウ)に向かう
みどりのブナ林が続く
夏はあれだけ匂っていたフィトンチットの香りがしない
暑い夏が過ぎ 木々はホッと一息ついているのか
雨が少ないので 道は乾いて歩きやすい
伊邪那美命(イザナミノミコト)が祀ってある御陵(ゴリョウ 1256メートル)に到着
石に腰掛けて昼食をとった
稜線を行きかう7,8人がとおり過ぎた
やがてガヤガヤと声が聞こえてきた
下の温泉がある管理センターから登って来ている一団らしい
こちらの方へ来るのかと・・
それなら 早く腰を上げなければ・と思ったが
一団は池ノ段の方へ向かったらしい
御陵は また元のように静かになった
近道をして大膳原に向かう
久しぶりの大膳原は遠く感じた
峠の"横田別れ”に出ると
視界が開けて そのまま鞍部を登ると大膳原だ
目の前に 美しいなだらかな
吾妻山(アズマヤマ1239メートル)がせまる
大膳原は もうすっかり秋だった
ススキが 原一面にそよいでいた
その中にワレモコウが 渋い彩りを添えていた
そして リンドウ タムラソウ オミナエシ
夏のなごりの ナデシコ ウメバチソウ マツムシソウ と
まだ残っていた
キャンプ場には秋風が吹いていた
沸かしたコーヒーが美味しかった
帰りは 出雲烏帽子山(イズモエボシヤマ1225メートル)に立ち寄った
大山は遠く霞んでいて見えなかった
再び御陵へ そして
"越原越(オッパラゴエ)”から左に
立烏帽子山をまいて
駐車場に着くと 残っている車は我が家の車だけだった
この時期なのにウインドブレーカーがいらない
暑さの残る 比婆山連峰でした
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