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May 2007

May 28, 2007

極楽寺山から石鎚連峰を望む

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黄砂一過!!
極楽寺山展望台から 直線距離で100Km以上の
石鎚山連峰が見えました

Photo

寒い時季に 雪を被った石鎚を数度見たことが
ありますが この季節では初めてです

似島 江田島の後方に連なっています
目のほうが 写真よりもっと鮮やかに見えました

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対岸の宮島も 朱の鳥居が 日に映えていました

こちら 山頂の 極楽寺本堂

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May 25, 2007

石鎚山 面河ルートを歩く

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●アケボノツツジが開花したとのニュースを聞き 
5月24日 急に出かけたT_dscn7895_2
●昨秋に続き二度目の面河ルート
●前日 麓の国民宿舎に泊まるT_dscn7790_1  
5:00AM スタート 片道約8KM 頂上(山荘前)10:00AM着
●前回とは登山道のT_dscn7801_1 様子が一変していた
あちこちで道をふさいでいた 倒木は皆な片付けられ 
丸木で組まれた橋は 修理や 朽ちていたものは
新しいものに付け替ええられていたT_dscn7858_1
●もっとも 愛大小屋から頂上間は未だ修理中
もしくは 架け替え中。道端に材料が積まれていた
●愛大小屋は立派な建物になっていた
全外装アルミ しっかりしたアルミサッシ窓
内部は総ヒノキ 無垢材作り 木の香りが漂っていた
●今回は終日天気に恵まれたT_dscn7836_1
頂上からは 遠く 笹ヶ峰 剣山 平家平 伊予冨士
赤石山系が眺められT_dscn7871_1
●10:45AM頂上を後にし 2:00PM宿舎駐車場に戻るT_dscn7891_1
●今回下山時 始めて途中で登山者に出会った
土小屋から上り 面河に下りる 東京からの男性二人連れだった。
前回は往復路共 一人の登山者にも会わなかったのだがT_dscn7883_1 T_dscn7855
●下山時登山届を見てみた
最近では10日ほど前に数人 3日前にやはり数人が
登っただけ このコースは人が少ない
●宿の人が言うには この面河ルートは時間が
掛かるので 最近は敬遠されているとか。
でも しんどいけど 熊の心配もないし 静かで
明るく 一人歩きに とてもいいところだT_dscn7886_1
●アケボノツツジは登山道のそばで見れる
本数は少なかったが 石鎚南面に咲くのを遠くから
眺められた

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May 11, 2007

大崩山(オオクエヤマ)とアケボノツツジ

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アケボノツツジが見たくて 念願の大崩山(1,643m)へ登ってきました

本当に険しい山でした
どれだけの梯子やロープがあったでしょうか
(資料によると 40ヶ所)
ルート案内書には "道は荒れている" と書かれていますが
荒れ方が “自然に近く荒れている”と言いましょうか
整備の方はこれから
少しずつ改善されて行くのではないでしょうか

5:00am 祝子川登山口出発 
未だ日は登っていないが 
今日は良いお天気になるだろう

小鳥達の軽やかなさえずりが心地よい
キツツキも幹を叩いて忙しそうだ
耳を澄ますと ヌエ(鵺)の異名を持つ トラツグミの
深く澄んだ声が聞こえる
単調な鳴き声は これから登ろうとしている
森の中から聞こえる

5:40am 大崩山荘に到着
「川の水の量を確認すること」と案内書にはあるが
前泊の渓流荘の奥さんの「大丈夫」と言われたのを
信じて そのまま祝子川(ホウリカワ)の水音を聞きながら 進む
と言うのは 心配性の我々にはその方が良いと思うから

6:30amT_dscn7659_edit
大きな石が重なる沢に出たあたりで
日が昇り 明るくなった
沢には 新しい金属の橋が掛かっている
石の上を跳び歩きしていると
リュックのポケットに入れている水を
二人とも 次々と落としてしまった
石の間に落ちた ペットボトルを回収するため
大分時間をロスしてしまった
(これ以降 ペットボトルを落とさないように
気をつけながら登った)
橋が掛かる岩に取り付こうと
悪戦苦闘していると 後から追いついて来た
4人グループに助けられた
ここでは 岩に取り付く為の橋が 
もう一つほしいところだ

橋を渡り テープを頼りに小さな沢をいくつか渡るとT_cimg4160
岩と岩の狭い間をすり抜ける 
やがて左に 長いロープが岩場に掛かる
"袖ダキ"だが
パスして山頂へ向かう

"下湧塚"の下あたりまで来ると 50代の男性がT_dscn7666
"中湧塚"は怖い所だから 行かないほうが良いと言って
下山してして行った

この当たりから道が崩れていて 
踏み跡がよく分からない
あまり人が通らないのか 頼りの赤いテープも
色あせている
別の道があるのかと 不安に思っているとT_dscn7661
下山したはずの男性が戻って来た
山頂へ行くつもりなのに 迷ってしまったのだ
我々は これからの中湧塚,上湧塚はパスすることにした

ところが 
テープを頼りに進み 崩れそうな急登を上り 
目の前に現れた梯子を 疑うことなく上ってゆくと 
見晴らしのよい花崗岩の岩場に出た

向かいには 絶景の岩峰がある
岩場の淵をこわごわ伝って 
4人ずれの先客のところに行って聞いてみる
なんと ここは中湧塚だという
アレ! どうりで! 後をついて来ていた
先ほどの男性が いない筈だ 

早々に引き返して 梯子の下の元の道に
戻ってみた
「中湧塚へ」の標識がチャンとあった
なぜこれが目に入らなかったのか
先ほどの男性も あと聞くと ここで間違えている

中湧塚で一時間のロスだ
でも 湧塚の一つだけでも 行くことができた
話しの種になるので メッケモノとしよう

上湧塚の下を過ぎて リンドウの丘分岐 坊主尾根コース分岐を過ぎ 
背丈ほどあるスズタケの道を進んでいると 
先ほどの男性が 頂上へ行って 
もう下って来ている
これからの下りコースを尋ねると 
リンドウの丘分岐まで下って 坊主尾根コースに入るとのこと
中湧塚のこと 折角教えて貰っていたのに
迷ってしまって 中湧塚へ行ったことを 話して分かれた

スズタケの道は緩い傾斜の登りで あともう少しで頂上と思うからか 
手前の石塚までが 長く感じられた

石塚にリュックを置いて 5分程の頂上へ

11:40am 頂上
記念写真を撮って 
石塚へ戻り昼食T_dscn7696
頂上まで 6時間半も掛かっている
下りのことを考えると 昼食時間をゆっくり取れない

12:30pm 下山開始
我々もリンドウの丘経由で下山することにした
坊主尾根に入ると この登山お目当ての
アケボノツツジが満開に咲いている

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急ぎ足だが 可憐なアケボノツツジに つい足も止まる
あちらもこちらもと デジカメで撮りまくる

向かいの岩峰に目をやると 湧塚の岩峰が
連なっているT_cimg4190
こわごわと伝え歩きをした 中湧塚は何処なのか
今思い出してもクラクラする

やがて 水音がする水場に出た
"助かった"
空きボトルに水を汲んでゆく
これで降りるまで 水は安心だT_dscn7698

坊主岩が見え出すと 急降下になる
梯子とロープの連続だ
梯子はほぼ垂直にかかっていて 途中には 折れている梯子もある 
慎重に下る 
長さの足らないロープには ぶら下がり 気合で着地だT_dscn7700
象岩という絶壁では ワイヤーロープに体を預け
トラバースする 
スリル満点で緊張の連続

4:00pm 林道ルート分岐に到着
これから向かう谷は暗い
祝子川渡渉は日の明るい内にと 
足が速まるT_dscn7699

4:30pm 祝子川河原到着
やっと 対岸に大崩山荘があるところまで
帰ってきた
渡渉場を見ると 狭いが水量があり 流れは速い
その中に飛び石が3つ 上部に支えのロープが
渡してある
飛び石の中の一つは 流れに洗われているようだ
ここまで来たのだから なんとかしなくてはいけない

残っている パワーを全開して 
気合を入れて 
エイ!ヤー!
跳べた   成功!

5:00pm 登山口着
全行程に 12時間掛かってしまった
我々にしては まずまず・・かな

風もなく雲一つない青空 
可憐なアケボノツツジが 花びらを振るわせて 
我々を迎えてくれた

念願が叶った大崩山は 
年齢的にラストチャンスの登山でした

(写真 クリックで拡大)

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