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April 2007

April 28, 2007

金ケ谷山(カナガタニヤマ)と朝鍋鷲ケ山(アサナベワシガセン)

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今年も春が過ぎ 山はカタクリの花の咲く季節となった
カタクリといえば 昨秋は岡山県と鳥取県にまたがる
毛無ガ山(ケナシガセン)に登った

頂上から東の 白馬山への縦走路にカタクリ広場という
三叉路があり 楽々の遠足のような気分を味わった

それではと 今回はもう一つ東側の
金ケ谷山と朝鍋鷲ケ山を縦走してみることにした

自宅を5時半に出て 山陽道・中国道・米子道経由 T_dscn7528_1
蒜山IC下車 9時前登山口の新庄村「山の家」に到着
ここに車を置き 二つの山を時計周りにぐるりと
一周する道順をとった

上りは沢沿いに歩き出す
林道両側はスギ林で 日が差し込み森が明るい
スギが間引くように伐採してあるためだ 

伐採後には1メートルに満たない幼木が植林してあった
新芽が赤いので落葉樹のようだ
何の木か分からないが 
少しほっとした
杉ではないということは T_cimg4012_1
自然の山に帰っているのかな・・・と
見る側からの勝手かもしれないが
自然林の新緑や紅葉は ほんとうに美しい

丁度食べころの コゴミが沢山芽を出していた
採って行きたいところだが ぐっと我慢
生をチョットかじって先を急いだ 

伐採されていない湿った杉林には蕾のヤマシャクヤクや
猛毒といわれているハシリドコロが
あちこちに見られた
林道を歩くこと一時間 登山口に到着
木段がきっちりと作られていて
出っ張っている根っこは 滑らないようにCimg4028_edit
刻みまで入れられている
三年前の岡山国体山岳縦走のコースだった所だ
雑木林あたりまでは まだその時のロープが残っていた

雑木林が終わると ブナ林だ
ブナの芽吹きはまだほんの少しだ
淡い色合いの中に 真っ白いタムシバの花が
遠くからでもよく目立つ

天気はまずまず 気温もほどよくT_cimg4057_1
白やブルーのキクザキイチゲが あちこちに咲いている

尾根道と木段を繰り返し 稜線に出ると
西側に 昨年登った毛無ケ山が見える

東に歩を進めて 木段を上りきると金ケ谷山だ
見晴らしは今ひとつだが 芝生の気持ちよい頂上だ
東方には樹の間から まだ黄土色の三平山(ミヒラヤマ)がよく見える
昼食を終えたら 朝鍋鷲ケ山へ向けて出発T_cimg4095_1
穏やかなアップダウンを繰り返す尾根道を40分 
足元にはキスミレの群生も
やがて鉄塔の下に出る

北には雪がない大山が見える
これからの展望を楽しみに もう少し東に進むと T_cimg4091_1
そこが広く開けた朝鍋鷲ケ山 山頂だ

展望台がある 登ってみる 360度の大展望だ

東には蒜山 目の前には大山T_cimg4093_1
西は 今歩いてきた 金ケ谷山が見える

さて下山だが 砂利の林道がすぐ始まっている
迷うことはないが それが終わると アスファルトの道 T_cimg4102
うんざりだ

開き直ってテクテクと 1時間半 山の駅に帰着

結局カタクリには 出会わずじまいだT_cimg4103
葉っぱだけでもないかと探したのだが 
一山違うと ないものはないようだ
でも 下山途中 名水「野土路の水」を知った
癖のない美味しい湧き水で 杓ですくって
漏斗で容器に入れる

下山して車の側でコーヒーを沸かした
おいしかった

また何時か 三平山=毛無ケ山間を縦走してみた いものだ

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 ミヤマキケマン  ハシリドコロ(猛毒)   ユリワサビ  キクザキイチゲ
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 ミヤマカタバミ   キスミレ   ユキザサ   イカリソウ

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 オウレン(胃腸薬)  ルリソウ

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