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September 2006

September 04, 2006

ブナの山 甲ガ山(かぶとがせん)1,338m

南の海では ハリケーンから台風に変わった12号が 日本列島に近づいている
天気予報は 山陰山陽とも お日様マーク
大山の外輪山の甲ガ山に登ることにした

我が家を朝5時に出発 
船上山・少年自然の家 登山口に9時30分到着

準備をして登山開始 
船上山へは往復1時間30分とある

Dscn6695_1

歩きやすい道だ 
見上げると 切り立った大きな岩が横長に 
まさに船型だ 
上部の木々は船に乗っているようだ

天気は良いし 吹く風も心地よい
青空を眺めて楽チン登山を楽しんだ

やがて 船上神社を過ぎるとブナの森に入った
ブナの森は静かで風も無く 
そろそろ秋山なのに まだ深い緑を湛えていた
一本の大木に立ち 下から見上げると 
過ぎゆく夏を惜しんでいるかのような ため息が聞こえた

Dscn6722

天王屋敷跡への道標が出てきた 
ヤマケイの本「ブナの山旅」の中で
この先に“軍馬”と名づけられた 幹周り4.85mのブナの大木があるという
一度見てみたいと思い 道に少し入ってみたが そうとうな藪こぎだ
諦めて 周りに林立している大木で 想像してみることにした

それからさらに登って 傾斜がきつくなるに従って
土が水分を含んでいるのか ズルズルと滑る
それにいつも霧に包まれているせいか 露出している根や石にうすく苔が付いている

帰りに降りるときは 厳しいだろうなと思いながら 
ここまで来たからにはと
笹や木の根っこにつかまりながら 
やっと稜線に出た
目指す甲ガ山の頂上が ガスの中から現れた  
大山北壁も少し見える

しばらく行くと 頂上から降りてくる若いカップルに続いて 
二人連れの若者に出会った

頂上の様子を尋ねると
もうすぐだが 頂上手前の稜線は
岩が両側とも切れ込んでいて あぶないとのこと
私たち二人の年恰好を見て そう言ってくれたようだ

もうひと分張りして 頂上タッチしようか 止めるか 迷ったが
せっかく言ってくれたのだから 年寄りの冷や水にならぬよう
岩稜線の手前の尾根で 昼食をとって 
残念だが 引き返すことにした

Cimg2758

下りは案の定 しっかりと気合を入れなければならなかった
二人とも 二、三回滑ったが 怪我も無く 無事 降りることができた
米子道 中国道 岡山道 山陽道と乗り継ぎ
夜10時に我が家に帰り帰りついた

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