« April 2006 | Main | June 2006 »

May 2006

May 27, 2006

大佐渡山脈縦走

Cimg21220005

                    シラネアオイ

Photo

(クリックで拡大)

まだ雪が残っている大佐渡山脈を縦走しました

前回の 一昨年10月に挑戦したときは 雨に降られて観光に切り替えましたが
飛鳥路から眺めた大佐渡が 雲の晴れ間から「また いらっしゃい」と言っていました・・・から

予定では
初日(5月22日) アオネバから ドンデン山荘へ
2日目(5月23日) ドンデン山荘から 金北山を経て 白雲台へ行く予定でした
天気が2日目に崩れる予報で 急きょ 初日に逆コースで 白雲台からの縦走を決行

宿泊先 真野湾”潮津の里”の車で 白雲台まで送ってもらう

AM 08:30  出発
白雲台から金北山までは 舗装道とジャリ道
自衛隊のバスやジープが 何台も私たちを追い抜き 金北山のレーダー基地へ向かって行く
1時間30分で金北山(1171.9m)に到着  
ドームとドームに挟まれて慎ましく建っている 
金北神社にお参りしてドンデン山荘に向かう
AM 10:00

Dscn6372_edit0001

すぐに雪渓が現れた
雪渓の中に半ば埋もれた”ドンデン山へ”の標識杭が立っていた
目の前に 雪のない道が続いていたので 迷うことなく進んだ

しばらく行くと 下から登ってくる3人連れと出会った
その人達は金北山を経て 私たちと同じくドンデン山荘へ行くとのこと
私たちは”それではお先に”と挨拶して別れた

てっきり その人たちも自分たちと同じように 下山してくるものと思っていたが
ふと 自分たちが大分下りてしまっていることに気がついた 地図をみると神子岩だった

間違った稜線を歩いていると解って 元の標識のところまで登りかえした 
見回すと標識から離れたところに踏み込まれたドロの道があった

そこでまた 金北山から下りてきた 先ほどの3人連れと出会った
その人達が言われるには 私たちがそのまま姫ケ沢登山口へ下山して 
車でドンデン山荘へ行くのかと思ったとのこと
それぞれの 思い込みは 勝手にストーリーを作るものだと思った
ここで 2時間のロスが出た

AM 12:20

気持ちを立て直してドロの道を進んだ
しばらく行くと 大きな 下りの雪渓に出た
下のほうに池が見える まるで直下降だ
どこに道があるのかと雪渓の端をたどって行くと
下に降りるように 足跡が段になって続いている

しかも 段のストロークが大きい
下では2.30人の登山者が 私たちが下りるのを見上げている
気合を入れて 一歩一歩と下りた 

ここで滑ったら一巻の終りだ

下りながら思った 3.4階建のビルの高さ位あるのではないかと 
実際はどうだったのか! 

やっと下りて 振返って見ると 直立した大きな雪の壁だった

その後 2つ目の池に出ると 雪解け水で 道が水没 

雪でしなった木の間を 身体をくねらせて通りぬける
ここで若し もっと積雪があったなら 雪の上を歩いていて ドボン!!

(考え過ぎか?)

やがて 道は二手に分かれ 左は近道とあったが 慎重を期して右側を進み 地図どおりの”役の行者”を通った
またまた雪渓をトラバースすることに 

もう一方の左の方が 雪渓が無かったのか? 
イラツボ沢のコルに出て やっと雪渓とお別れ

しかしながら 鎖は勿論 木道など作ってない ほんとうの自然の道だった

イモリ平を過ぎて マトネ着
PM 04:00

Dscn6414_edit0003

見渡すと 植林がされていない 鉄塔なども立っていない 自然のままの山々が連なっていた
春の芽吹きは山を彩り 柔らかな曲線を描いていた 
佐渡の大きさ 奥深さをあらためて感じた 

ほんとうに来て良かったと思った
目的地のドンデン山荘が遥かに見える
風も無く まだ日も高い 足を進めていると そのうち山荘に着くだろう

これまで 道の両側に咲いていた花々が 不安な気持ちを慰め 勇気づけてくれた
カタクリは絨毯のように シラネアオイはすみれのごとく 
ニリンソウはマーガレットの花壇のように 
あふれるばかりに咲いていた ほんとうに 清楚できれいだった 

その他にも キクザキイチゲ オオミスミソウ ヤマシャクヤク サンカヨウ 名前が解らない花たち
ほんとうに ほんとうに 堪能させてもらえました

(クリックで拡大)

Cimg21100001 Cimg21150002 Cimg21190003 Cimg2120_edit0004
 ザゼンソウ  エチゴキジムシロ  キクザキイチゲ  ミヤマカタバミ
Cimg21290006  Cimg21320007_1 Cimg2144_edit0009_1  Cimg21510010_2
 チゴユリ  イワカガミ  ジュウニヒトエ   カタクリ
Cimg21520011_1 Cimg21550012_1 Cimg2160_edit0013_1 Cimg21650014_1
 タムシバ  タチツボスミレ  オオミスミソウ  サンカヨウ
Cimg21660015_1 Cimg2176_edit0016_2 Cimg2182_edit0017_2 Cimg21830018_1
 ヒトリシズカ  キクザキイチゲ  エゾエンゴグサ  エンレイソウ
Cimg2187_edit0019_1 Cimg2190_edit0020_2 Cimg2192_edit0021_2 Cimg2195_edit0022_1
 スダヤクシュ  ルイヨウボタン  ヤマシャクヤク  ニリンソウ

| | Comments (2) | TrackBack (0)

May 09, 2006

松笠山

先月 4/28日に 戸坂の松笠山(374.6m)に登りました 

その後ゴールデン・ウイーク中 ずーと風邪引きでした

その前 主人と口論していて 声が出ないので負けそうになったのですが

その時すでに風邪にかかっていたのでしょうか

今日になって やっと元気が出て

松笠山のことを 書く気になりました

Dscn6284_edit0008

松笠山って ”イイ”山ですね

町中からすぐなのに 滝もあって 深山の趣きがありました

高みになると乾いた開放感があり ルンルン気分で歩けました

そして頂上は 近隣の山々を見渡せる 見晴らしの良さ その中を太田川がながれていました 

途中 花もいろいろ咲いていました

まず出会ったのは シャガ それから

Cimg20080001_1  Cimg20120002_1

Cimg20140003 Cimg20180004

Cimg20210005_1

Cimg20240006 Cimg20280007

お寺の周りで  ヒトリシズカ イカリソウ ヤマエンゴグサ キランソウ 

頂上近くで ショウジョウバカマ ミヤコアオイ(地中で花がさいていた 葉はギフチョウの幼虫が食べる)

今年はついこの間まで寒かったせいで 見ることが出来たのでしょう

その他にも名前が分からない花がありました

また 季節を変えて行ってみようと思います

| | Comments (1) | TrackBack (0)

« April 2006 | Main | June 2006 »