大佐渡山脈縦走
シラネアオイ
(クリックで拡大)
まだ雪が残っている大佐渡山脈を縦走しました
前回の 一昨年10月に挑戦したときは 雨に降られて観光に切り替えましたが
飛鳥路から眺めた大佐渡が 雲の晴れ間から「また いらっしゃい」と言っていました・・・から
予定では
初日(5月22日) アオネバから ドンデン山荘へ
2日目(5月23日) ドンデン山荘から 金北山を経て 白雲台へ行く予定でした
天気が2日目に崩れる予報で 急きょ 初日に逆コースで 白雲台からの縦走を決行
宿泊先 真野湾”潮津の里”の車で 白雲台まで送ってもらう
AM 08:30 出発
白雲台から金北山までは 舗装道とジャリ道
自衛隊のバスやジープが 何台も私たちを追い抜き 金北山のレーダー基地へ向かって行く
1時間30分で金北山(1171.9m)に到着
ドームとドームに挟まれて慎ましく建っている
金北神社にお参りしてドンデン山荘に向かう
AM 10:00
すぐに雪渓が現れた
雪渓の中に半ば埋もれた”ドンデン山へ”の標識杭が立っていた
目の前に 雪のない道が続いていたので 迷うことなく進んだ
しばらく行くと 下から登ってくる3人連れと出会った
その人達は金北山を経て 私たちと同じくドンデン山荘へ行くとのこと
私たちは”それではお先に”と挨拶して別れた
てっきり その人たちも自分たちと同じように 下山してくるものと思っていたが
ふと 自分たちが大分下りてしまっていることに気がついた 地図をみると神子岩だった
間違った稜線を歩いていると解って 元の標識のところまで登りかえした
見回すと標識から離れたところに踏み込まれたドロの道があった
そこでまた 金北山から下りてきた 先ほどの3人連れと出会った
その人達が言われるには 私たちがそのまま姫ケ沢登山口へ下山して
車でドンデン山荘へ行くのかと思ったとのこと
それぞれの 思い込みは 勝手にストーリーを作るものだと思った
ここで 2時間のロスが出た
AM 12:20
気持ちを立て直してドロの道を進んだ
しばらく行くと 大きな 下りの雪渓に出た
下のほうに池が見える まるで直下降だ
どこに道があるのかと雪渓の端をたどって行くと
下に降りるように 足跡が段になって続いている
しかも 段のストロークが大きい
下では2.30人の登山者が 私たちが下りるのを見上げている
気合を入れて 一歩一歩と下りた
ここで滑ったら一巻の終りだ
下りながら思った 3.4階建のビルの高さ位あるのではないかと
実際はどうだったのか!
やっと下りて 振返って見ると 直立した大きな雪の壁だった
その後 2つ目の池に出ると 雪解け水で 道が水没
雪でしなった木の間を 身体をくねらせて通りぬける
ここで若し もっと積雪があったなら 雪の上を歩いていて ドボン!!
(考え過ぎか?)
やがて 道は二手に分かれ 左は近道とあったが 慎重を期して右側を進み 地図どおりの”役の行者”を通った
またまた雪渓をトラバースすることに
もう一方の左の方が 雪渓が無かったのか?
イラツボ沢のコルに出て やっと雪渓とお別れ
しかしながら 鎖は勿論 木道など作ってない ほんとうの自然の道だった
イモリ平を過ぎて マトネ着
PM 04:00
見渡すと 植林がされていない 鉄塔なども立っていない 自然のままの山々が連なっていた
春の芽吹きは山を彩り 柔らかな曲線を描いていた
佐渡の大きさ 奥深さをあらためて感じた
ほんとうに来て良かったと思った
目的地のドンデン山荘が遥かに見える
風も無く まだ日も高い 足を進めていると そのうち山荘に着くだろう
これまで 道の両側に咲いていた花々が 不安な気持ちを慰め 勇気づけてくれた
カタクリは絨毯のように シラネアオイはすみれのごとく
ニリンソウはマーガレットの花壇のように
あふれるばかりに咲いていた ほんとうに 清楚できれいだった
その他にも キクザキイチゲ オオミスミソウ ヤマシャクヤク サンカヨウ 名前が解らない花たち
ほんとうに ほんとうに 堪能させてもらえました
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ザゼンソウ | エチゴキジムシロ | キクザキイチゲ | ミヤマカタバミ |
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チゴユリ | イワカガミ | ジュウニヒトエ | カタクリ |
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タムシバ | タチツボスミレ | オオミスミソウ | サンカヨウ |
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ヒトリシズカ | キクザキイチゲ | エゾエンゴグサ | エンレイソウ |
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スダヤクシュ | ルイヨウボタン | ヤマシャクヤク | ニリンソウ |
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