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April 2006

April 12, 2006

わらびとコンロ

先日の といっても 4月の始めのこと
過って 山火事があった山(愛媛県、鷲ケ頭山436.5m)に
登って来ました

丁度一年ほどまえに 一週間燃えたそうです
そんな山とは知らないで 地元の人に
登山口を教えてもらって(実は車道)

登山靴をひこづり トロトロと登り 

頂上近くの尾根に出てみると
あたり一面 黒い立木郡です

春というのに 墨絵のような荒漠たる風景
おまけに午後からは風も出て
ここは恐山かと思うほど

そんな風景の中 
茶色に枯れたワラビの残がいが 風で波打ったように
うねっていました

残がいの中を よく見ると新芽のワラビが
ジャンケン・グーと こぶしを高く握って 林立していました

思わぬ収穫! 

はじめは手当たり次第に 採りました
その内だんだん目が肥えて来て
色が黒めで 太いのを 選別しだしました
取った量も多くなり 
もう 止めなければいけないと思いつつ

つい 立派なワラビに行き逢うと
このワラビは私たちが採らないと
たけてしまう

下山を忘れて また 収穫・・・

もう採らないぞ!!もう採らないぞ!!
と 何度も宣言して下山しました

山火事の後は 

ワラビが異常に生えるって本当なのですね 

 T_yakeyama

ж  ж  ж  ж

そこで 第二章

思い出したのが 一昨年の春のこと

登った山(山口県/広島県 羅漢山1,109m)でのお話

そこでも 春の山は風が強くて 
コンロの火が飛ぶので
何時ものように囲いをしました

ところが暫くして 突然 ボン!!

ロケットのようにボンベとコンロが飛んで
東屋の天井に跳ね返り 足元に
火がついたまま コロコロと 転がったのです

大慌てで火を消しました
幸いその時は コンロの五徳が捻じ曲がっただけで
大事には至らなかったですが

後で思い出すたびに「ゾー」とします

若し コンロが東屋の天井に当たらないで
木の繁みの中にでも落下していたらと
思うと・・・ ほんとうに 怖い話です 

何事もなかったことで神様に感謝しています

今まで ひん曲がった五徳を ペンチで直して使っていましたが 
今回 コンロとボンベが

別々に 離れたものと買い換えました

これからはコンロを囲っても大丈夫
火力の調節も 手袋不要
素手で出来ます

T_konro

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